休学生の一日[day119]

金がない。

  恐らく平均的学生の永遠の悩みだろう。例に漏れずおれも金欠に苦しんでいる。月収9万近く稼いでいるにもかかわらず。理由は家に入れるお金の多さ、嵩むデート代、さらにプロテインや本に生活用品全般の必需品による。これにより時に分割さらにはリボルビングに手を出す羽目になり、外に2桁の借金もできたことで所持するクレジットカードは4枚を数え、常に来月の給与分でやりくりしているという有様だ。もしおれに友人がいたら、「え、〇〇それはヤバくね?」北星のリテラシーなりの口調で明に諭されるだろう。おれはそういう生産性のない指摘が大嫌いだから、こういう時に孤独もいいなとしみじみ思う。おれはおれなりにうまくやっているし、それは個人で完結する問題なのだから放っておいてくれ。

  最近、寝起きがよい気がする。アルバイトを仕事と形容すると草が生えるエコロジーな環境思想の持ち主もいるようだが、ひきかえおれは環境にあまり関心を持っていないから、やっぱり仕事だと思っている。自分が他人に何かできることはないか、またそう考え続け実行することで何が起こるのか理解しているから、学生の仕事とはいえある程度の重さを感じて取り組んでいる。おれは人の寝ている時間から働いているから、体調管理に気を配る必要がある。最近気がついたのだが、休日に1時間半遅く起床するよう設定すると上手くいく。これにより9時間寝ては3時間寝ての波が弱くなり、6時間平均の睡眠を守っている。寝る時間を確定させ、それに合わせて動けばいいだけのことなので、さほど大した問題ではないかもしれない。が、これにより行動活性の上昇、食欲増進などの効果が出たので規則を作ることは時として大事であることを今一度頭に叩き込むべきだ。何故軍隊があれほど規則正しいのか。命が懸かる状況ではもちろんフルパワーを発揮しなくてはならない。その為には規則が求められる。規則がなければ命は簡単に失われてしまう。それと無縁な生活を送る我々だけども、フルパワーを発揮したいのはまあ、おれだけかもしれないが、ともかくおれはそういう理由で規則を重んじる。


  ある面談があった。入学試験があると伝えるとどこに進学するのか尋ねられたので、東京大学、東京こうぎょ「頭良いんだねえ!」と驚かれた。東工大。。まあどう思われようが知ったこっちゃないが、今迄気がつかなかったのならおれの頭は大したことはない。ともかく、こちらとしては準備が整いつつあるし、十二分に射程圏内に入っているわけで、個人で完結する問題なのだから放っておいてくれ。

 

  佐川はまた遅延した。いつものことだ。佐川は遅延を運んでいる。一方こちらはPDCAサイクルを覚え、まるで意識の高い大学生がここに誕生してしまった。初めて知ったのは5年ほど前のことで、その時は社会人って意外と単純なことをやっているんだなという印象だったが、色々な作業を同時並行で進めていくにはとてもよいものの考え方だなと今は感心している。これによりおれのあらゆる生活がPDCAされることになり、高速で前進している。

 

  と言いたいところなのだが、ここでうつ症状が出てしまう。どうも9時間程度動いたあと、一般の人でいう夕方に憂鬱感が酷くなり無気力状態が併発。完全に動けなくなる。おれとしては立ち止まることの重要性を再認識する良い機会として、このうつ状態を大切にしたいと考えた。元々長期的に付き合うべく問題なので、これも想定に入れた上でスケジューリングする。

 

  時間はある。

 

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